[身体]健康と美容

「私」の入れ物・乗り物である「身体(ボディ)」という不思議で精緻な世界のメカニズムを探求する身体の取扱説明書のサイト。


代謝―②エネルギー代謝―基礎代謝量(基礎代謝)


基礎代謝量とは 【basal metabolism

基礎代謝量の定義・意味・意義

基礎代謝量(きそたいしゃりょう)とは、安静時に生命を維持するために最低限必要となる(消費する)エネルギーをいう。

基礎代謝量の別名・別称・通称など

基礎代謝

基礎代謝量は単に基礎代謝ともいう。

基礎代謝量の趣旨・的・役割・機能

必要最低限のカロリー

基礎代謝量は、生きていくのに必要最低限のカロリーである。

体脂肪の燃えやすさ

基礎代謝が高いということは、それだけ多くのエネルギーを使用する(摂取カロリーが余りにくい)身体であるということである。

つまり、基礎代謝は体脂肪の燃えやすさを意味する。

したがって、カロリーコントロールのためにも押さえておくべき重要な指標となる。

 

基礎代謝量の具体例

必要最低限のエネルギーの例としては、体温維持や、心拍血液循環)、呼吸、消化吸収などに使われるエネルギーがある。

基礎代謝量は、平均すると、1日にヒトが必要とする総エネルギーの約60%にもなる。

安として、女性で約1200、男性で約1500kcalほどである。

基礎代謝量の原因・理由(仕組み・しくみ・メカニズム)

年齢

基礎代謝量は年齢によってかなりの差がある。

成長期の子供は非常に高く、年齢を経るとともに下降する。

ただし、成長期が終了すると、代謝はだいたい安定する。

中年になると太りだす人が増えるのは、基礎代謝量が低くなっているにもかかわらず、若い頃と同じような食事を続け、基礎代謝量に見合ったエネルギー以上のカロリーを摂取しているからである。

 

筋肉

基礎代謝量を臓器別にみると、筋肉心臓がほぼ20%ずつを消費している。

基礎代謝量 | e-ヘルスネット 情報提供 http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-019.html

したがって、筋肉量も基礎代謝量に大きく影響し、筋肉量が多い人は基礎代謝量が高くなる(筋肉量が増えれば基礎代謝量も増える)という関係がある。

基礎代謝量の算定・算出・計算方法

基礎代謝量は、性別、年齢、身体の表面積にほぼ比例する。

ただし、表面積を測定することは困難なので、近似的に体重あたりの基準値を使用し、次の計算式で算出されることが多い。

基礎代謝(kcal)=基礎代謝基準値(kcal)× 体重(kg)

 

基礎代謝量の検査

体組成検査

基礎代謝量は体組成検査の検査項のひとつとして、健康診断のオプション検査などで測定してもらうことができる。



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  2. 代謝―①物質代謝(物質交代・新陳代謝)
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  4. 代謝―②エネルギー代謝―基礎代謝量(基礎代謝)
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  12. 代謝を支えるもの―酵素―酵素の摂取

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