アルカロイド―ピロカルピン(医薬品名:塩酸ピロカルピン)
ピロカルピンとは 【pilocarpine】
ピロカルピンの定義・意味・意義
ピロカルピンとは、アルカロイドの一種で、点眼薬として緑内障などの治療や、内服薬として口腔乾燥症の治療に用いられる薬物をいいます。
ピロカルピンの医薬品名
塩酸ピロカルピン
ピロカルピンは塩酸ピロカルピンという名前で発売されています。
ピロカルピンの薬効・作用―効能・効果・効用
ピロカルピンには副交感神経抹消を興奮させるはたらきがあります。
目
眼圧低下
ピロカルピンは、副交感神経が支配する毛様体筋に直接作用してこれを収縮させることで、房水の流出を促進させて眼圧を低下させるので、緑内障の治療に用いられています。
ピロカルピンは、もっとも古い緑内障の治療薬です。
目の調節機能改善
ピロカルピンは、副次的には副交感神経が支配する瞳孔括約筋に直接作用して瞳孔を収縮させることで、ピンホール効果により目の調整機能を改善する効果も期待できます。
なお、この作用により一時的に視界が暗くなったり、目の調節機能が麻痺したりするので、回復するまで、自動車の運転等危険を伴う作業を避ける必要があります。
口腔
唾液の分泌促進
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