湿度―基準・目安
湿度の基準・目安
相対湿度の基準・目安
40~60%
相対湿度については、ASHRAE(全米空調学会)が発表した「40~60%」という有名な基準がある。
「室内有害物質と相対湿度の相関」 ASHRAE(全米空調学会)、1985年
これは、年間屋内相対湿度を40~60%に保てば、感染症、カビ、オゾンの発生等種々の有害物を抑制できるという内容である。
宮内彦夫 「湿度制御における感染管理」『病院設備』09年1月号寄稿論文、日本医療設備協会、2009年
実際、この「40~60%」という基準は日本においても一般的なものといえよう。
絶対湿度の基準・目安
湿度は相対湿度のほうが一般的なため、適切な絶対湿度に関する基準についてはあまり論じられていない。
ただし、絶対湿度が季節性インフルエンザの流行に大きく関与するという、庄司内科小児科医院の庄司眞医師らの研究結果がひとつの参考になる。
絶対湿度 | 空気の乾燥状態 | インフルエンザの流行 |
---|---|---|
7g/m3以下 | 非常に乾燥 | インフルエンザの流行に適した湿度 |
11g/m3以下 | 乾燥 | インフルエンザが流行してよい湿度 |
17g/m3以下 | 湿潤 | インフルエンザが流行しにくい湿度 |
17g/m3以上 | 非常に湿潤 | インフルエンザが非常に流行しにくい湿度 |
参考元:財団法人 宮城県地域医療情報センターのホームページ
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