湿度―分類―相対湿度と絶対湿度との違い
相対湿度と絶対湿度との違い
相対湿度と絶対湿度との違いは、温度に左右されるか否かである。
すなわち、相対湿度は温度によりその値がかなり上下するのに対して、絶対湿度は温度とは関係がない。
たとえば、同じ相対湿度60%でも、25℃では絶対湿度に換算すると約14g/㎥であるが、15℃では絶対湿度約8g/㎥となり、水分量は約半分になってしまう。
参考元:TANITA 季節性インフルエンザ予防温湿度計 http://www.tanita.co.jp/products/models/tt547_549.html
乾燥対策の指標・指針・目安・基準
このように相対湿度は温度により大きく左右されるので、乾燥対策として、湿度のシビアな管理が要求される場合は、絶対湿度計を使用して絶対湿度をチェックし、これを目安にすることが大切である。
なお、相対湿度(と温度・気温)から絶対湿度に換算することができ、また、相対湿度・温度・絶対湿度の関係を示した一覧表・早見表もある。しかし、日常的にこれらを使用することは不便であり、それならば最初から絶対湿度計を使用したほうがよい。ただし、一般的な市販品は少ない。
風邪・インフルエンザ
季節性インフルエンザの流行には絶対湿度が大きく関与することが確認されている。
庄司内科小児科医院院長 庄司眞先生の研究による解析結果
花粉症
乾燥肌・唇のひび割れ
ドライアイ
ドライアイ対策についても、絶対湿度を指標とすべきものと考える(私見)。
相対湿度がどんなに高くても(たとえば、市販の湿度計が60~70%以上の数値を示していても)、温度が低くなるほど、空気中に含まれる水分の絶対量が少なくなる以上、ドライアイには悪影響を及ぼすと考えられるからである。
静電気
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