脳―大脳―大脳皮質―大脳辺縁系
大脳辺縁系とは
大脳辺縁系の定義・意味など
大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)とは、大脳の大脳皮質のうち、系統発生上、古い皮質部分をいう。
大脳辺縁系の位置づけ・体系(上位概念等)
大脳皮質
大脳辺縁系は大脳皮質のひとつである。
大脳皮質は、系統発生上、次の2つの部分がある。
- 大脳新皮質
- 大脳辺縁系
大脳辺縁系の位置・場所
大脳辺縁系は、大脳新皮質の下に包み込まれている。
大脳辺縁系の内容
大脳辺縁系には、たとえば、次のようなものがある。
大脳辺縁系の目的・役割・意義・機能・作用など
大脳辺縁系は、動物一般にも備わっている、生命活動に直結する本能・情動の中枢である。
脳幹(爬虫類脳)による本能だけでは、外界の刺激に対して決まりきった行動しかできない。
しかし、大脳辺縁系(旧哺乳類脳)による情動反応がつけ加わることで、外界の刺激に対する行動に変化が生まれてくる。
つまり、大脳辺縁系により状況に応じたより適切な行動がある程度可能になる。
本能
情動
情動とは、個と種の保存という本能(食欲や性欲など)にかかわる快・不快をいう。
たとえば、蛇やゴキブリを見た瞬間に感じる嫌悪感などである。
情動は、大脳辺縁系の扁桃体が深くかかわっている。
戦うか逃げるか反応(闘争か逃走か反応)
大脳辺縁系は、いわゆる「戦うか逃げるか反応(闘争か逃走か反応)」を引き起こす。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 12 ページ]
- 脳
- 脳―大脳
- 脳―大脳―大脳皮質(灰白質)
- 脳―大脳―大脳皮質―大脳新皮質―側頭葉―島皮質
- 脳―大脳―大脳皮質―大脳辺縁系
- 脳―大脳―大脳皮質―大脳辺縁系―海馬
- 脳―大脳―大脳皮質―大脳辺縁系―扁桃体
- 脳―大脳―大脳皮質―大脳辺縁系―帯状皮質―後帯状皮質
- 脳―大脳―大脳皮質―大脳新皮質―前頭葉
- 脳―脳幹―間脳
- 脳―脳幹―間脳―視床下部
- 脳―脳幹―間脳―視床下部―脳下垂体
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ