T4(FT4・Free T4)
T4とは
T4の定義・意味・意義
T4とは、チロキシン(サイロキシン)という甲状腺ホルモンの略称です。
T4は、血中ではそのほとんどがタンパク質と結合して存在しています。
この場合、ホルモンとしては作用しません。
しかし、T4の一部はタンパク質と結合せず遊離したまま存在しています。
この遊離型をFT4(Free T4)と呼び、タンパク質の影響を受けずに、ホルモンとして作用します。
T4の位置づけ・体系
甲状腺ホルモンには、次の2つの種類があります。
一般的には、タンパク質の影響を受けるT3やT4は検査せず、FT3やFT4を検査して、甲状腺機能を診断することが多いようです。
ただし、甲状腺ホルモンの主体はチロキシンの方なので、FT4のほうがFT3より甲状腺の機能を反映しています。
検査数値の結果の見方・読み方・解釈の仕方
FT4の基準値
FT4の基準値は、0.97~1.72ng/dlです。
基準値・正常値より低い場合
甲状腺機能低下症
FT3・FT4が低い場合は、甲状腺機能低下症を発症しているといえます。
ただし、甲状腺機能は、FT3やFT4だけではなく、他の検査項目の検査結果とあわせて、総合的に診断されます。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 3 ページ]
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ