[身体]健康と美容

「私」の入れ物・乗り物である「身体(ボディ)」という不思議で精緻な世界のメカニズムを探求する身体の取扱説明書のサイト。


温度(気温)―気温差(寒暖差)


気温差とは

気温差の具体例

人の身体に影響を及ぼす気温差としては次のようなものがある。

  • 前日との気温差
  • 1日における朝・昼・夜の気温差
  • 家の中と外の気温差
  • 家の中(たとえば、リビングと浴室・トイレなど)の気温差

気温差の影響

気温差は人の身体に次のような悪影響を及ぼす。

以下、TBSテレビ 『Nスタ』 2016年1月8日放送より

前日との気温差

前日との気温差が大きくなると、身体の不調を訴える人が増えると専門家は指摘している。

具体的には、次のようなリスクが増大する。

  1. 前日との気温差が3℃…喘息(ぜんそく)の悪化の可能性
  2. 前日との気温差が7℃…寒暖差アレルギーの可能性
  3. 前日との気温差が10℃…脳梗塞(のうこうそく)や溢血(のういっけつ)の可能性

寒暖差アレルギー

寒暖差アレルギーとは、気温差(寒暖差)により鼻の粘膜の血管が拡張したり等して、風邪をひいていないのに鼻づまり・鼻水やくしゃみ・咳(せき)といった症状が出たり、その他、食欲不振・不眠やイライラ・疲れやすさといった症状が出ることをいう。

家の中の気温差
ヒートショック現象

浴室などでは他の室内との気温差が10℃以上になることが多いため、血圧が大きく変動するヒートショック現象が起きやすくなり、心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳梗塞になるリスクが高まる。

そこで、室温が一定になるようドアを開けておくなどの工夫をする必要がある。

その他
寒暖差疲労

寒暖差疲労とは、気温差(寒暖差)によりエネルギーが消耗して疲労し、冷えの悪化・こり・めまい・顔のほてりなどの症状が出ることをいう。

気温差の対策

気温差に対しては次のような対策が有効である。

  • マフラー・カーディガンなど着脱しやすい衣料により温度を調整する
  • 冷たい空気にふれないようにマスクをする
  • 肋間筋(ろっかんきん。肋の間にある筋肉)を鍛えると気温差に強くなる

TBSテレビ 『Nスタ』 2016年1月8日放送



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