脳卒中―脳梗塞
脳梗塞とは
脳梗塞の定義・意味・意義
脳梗塞(のうこうそく)とは、脳の血管(血流)に血栓が詰まって、脳細胞が死んでしまうことにより、脳に障害をもたらす脳卒中をいう。
脳梗塞の位置づけ・体系(上位概念)
脳卒中
脳梗塞は脳卒中の一種である。
脳卒中はその原因によって次の4つの種類に分類される。
脳梗塞の趣旨・目的・役割・機能
脳梗塞は脳卒中の約60%を占め※、死亡率が高いうえに、重い後遺症が残ることも多い。
厚生労働省 平成24年(2012年)人口動態統計 第7表「死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率(人口10万対)」より算出
脳梗塞の原因・理由・要因(病変)
低血圧
低血圧だと、血液が脳に届きにくくなるため、脳梗塞の原因となりうる。
高血圧で言うとガイドラインが罪づくりなのはもうひとつ、お年寄りで80歳とか90歳を超えていても、140と90を超えると降圧剤を飲むことになる。すると結果的にフラフラしたり、ボケ症状が出て寿命が縮むんですよ。高血圧性の脳出血は減るかもしれないけど、血が脳にあんまり行かないから、今度は脳梗塞になったり。人間の体は、必要があって年をとると血圧を高くしているわけで、それを下げると脳に血が行かなくなるし、生きる気力もなくなっちゃうんです。
中村仁一 近藤誠 『どうせ死ぬなら「がん」がいい』 宝島社、2012年、102-103頁。
動脈硬化
脳梗塞をはじめとした脳卒中を引き起こす大きな原因となるのが動脈硬化である。
脳梗塞の分類・種類
脳梗塞は次のような種類に分類される。
脳梗塞の治療
薬物療法
薬物療法にあっては、脳梗塞と脳出血とはトレードオフの関係があることに留意する必要がある。
血液をサラサラにする薬
脳梗塞の治療には、いわゆる「血液をサラサラにする薬」が使用される。
しかし、「血液をサラサラにする薬」は脳出血のリスクを高める。
なお、これとは逆に、脳出血の予防には降圧剤が使用されるが、降圧剤は脳梗塞のリスクを高める。
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 3 ページ]
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ