腸内細菌―分類・種類―善玉菌・悪玉菌と老化現象
善玉菌が減り悪玉菌が増えるのは老化現象の一種
一般的には、年をとるにつれ、ビフィズス菌などの善玉菌が減少し、大腸菌やウェルシュ菌といった悪玉菌が増加するという傾向があります。
生まれたての赤ちゃんでは、母乳に含まれるオリゴ糖がビフィズス菌を増やしていき、ビフィズス菌は多いとき(新生児)で腸内細菌の90%を超えるともいわれています。
しかし、離乳期から急激に減り始め、乳児期になって10%程度に落ち着きます。
そして、その後成長するにつれて、善玉菌が減り、悪玉菌が増え続けていくというわけです。
それでも、若いうちはまだ善玉菌が悪玉菌よりも多いのですが、お年よりになると、普通その比率が逆転します。
60歳くらいでは、ビフィズス菌は腸内細菌の1%程度にまで減少する場合もあります。
このように、善玉菌が減り、悪玉菌が増えるのは、老化現象の一種であるといえます。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 6 ページ]
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ