糖質(糖)―分類―少糖―オリゴ糖
オリゴ糖とは
オリゴ糖の定義・意味・意義
「オリゴ」とは「少し」の意味で、オリゴ糖とは、糖質の最小単位であるブドウ糖や果糖といった単糖類が2~20個程度※結合した糖質の総称です。
※個数については、明確な基準はなく、幅があります。
オリゴ糖の趣旨・目的・役割・機能
腸内環境を整える
ビフィズス菌などの善玉菌の栄養源になり善玉菌を増やす
オリゴ糖のなかには、消化酵素で分解されないものもあります(難消化性)。
したがって、オリゴ糖は、砂糖と異なり、小腸でほとんど消化吸収されず、ビフィズス菌などの善玉菌がいる大腸にまで届き、その栄養源となって腸内環境を整えます。
腸内を酸性にして悪玉菌を増やさない
オリゴ糖は善玉菌が増える過程で発酵分解され、酢酸や乳酸などの有機酸が作られます。
そうすると、腸内は酸性になり、ウェルシュ菌などの悪玉菌が生息しにくくなって腸内環境が整います。
食物繊維と同じようなはたらきをする
血液中のコレステロールを減らして動脈硬化を予防する
オリゴ糖は、食物繊維と同じように、腸内の余分なコレステロールや胆汁酸を吸収して排泄するので、血液中のコレステロールを減らして動脈硬化を予防する働きがあります。
血糖値が上昇しにくい
血糖値は、小腸で消化吸収された時点で上昇します。
この点、オリゴ糖は、食物繊維のように、消化吸収されにくい糖質で、小腸ではほとんど消化吸収されません。
したがって、オリゴ糖には血糖値を上げにくいという性質があり、代替甘味料として、糖尿病の人やカロリーコントロールをしている人(ダイエットをしている人など)に適しています。
オリゴ糖を含む食品・食材
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