腎機能検査―血液検査―血清クレアチニン(クレアチニン)
血清クレアチニンとは
血清クレアチニンの定義・意味など
血清クレアチニンとは、血清に含まれているクレアチニンの濃度をいう。
検査結果では、単にクレアチニンと表記されている場合もある。
血清クレアチニンの目的・役割・意義・機能・作用など
腎機能低下・腎機能障害の指標
クレアチニンも腎臓でろ過されて尿として排出される老廃物である。
そのため、腎機能が低下すると、クレアチニンの排出がうまく行われなくなり、血液中に増えてくる。
したがって、血液中のクレアチニンの濃度(=血清クレアチニン)の上昇は、腎機能の低下・障害の指標となる。
血清クレアチニンの位置づけ・体系
血液検査による腎機能検査
健康診断で、腎機能の状態を調べるための一般的な血液検査の項目として、血清尿素窒素と血清クレアチニンがある。
- 血清尿素窒素
- 血清クレアチニン
ただし、血清尿素窒素は食べたものに影響されやすいので、血清クレアチニンの値のほうが重視されている。
健康診断で検査項目になっているのは血清クレアチニンだけの場合もある。
検査数値の結果の見方・読み方・解釈の仕方
血清クレアチニンの基準値・標準値・正常値・適正値(平均・目安)
男性:1.10mg/dl以下
女性:0.80mg/dl以下
基準値は、検査機関により異なる。
基準値より高い場合
血清クレアチニンが基準範囲より高い場合は、腎機能低下・腎機能障害の可能性がある。
ただし、血清クレアチニンは、腎機能がかなり低下する(健康なときの50%以下)までほとんど変化しない。
したがって、血清クレアチニンが基準範囲内であっても、腎機能が正常であるとは限らない。
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