糖代謝の検査―ヘモグロビンA1c(HbA1c)
ヘモグロビンA1cとは
ヘモグロビンA1cの定義・意味・意義
ヘモグロビンA1cとは、血液中に含まれるブドウ糖がヘモグロビンと結合したものの一種で、そのうち糖尿病と密接な関係があるものをいいます。
健康診断の血液検査では、ヘモグロビン中にヘモグロビンA1cが何%あるかを測定します。
ヘモグロビンA1cの別名・別称・通称など
HbA1c
ヘモグロビンA1cの趣旨・目的・役割・機能
血糖コントロールの指標
ヘモグロビンA1cは赤血球の寿命が尽きるまで存在します。
そして、ヘモグロビンA1cは、1日の血糖値の平均が高いほど増えます。
したがって、ヘモグロビンA1cの割合を調べることで、過去1~2カ月の血糖値の平均値がわかります。
そのため、ヘモグロビンA1cの検査は糖尿病患者の「血糖コントロールの指標」として利用されています。
糖尿病の発見
また、ヘモグロビンA1cを調べることで、血糖値のように検査直前の食事の影響を受けることなく、過去1~2カ月の血糖値の平均値がわかります。
そのため、ヘモグロビンA1cの検査は、糖代謝の検査として空腹時血糖値と並び糖尿病を発見するためにも行われています。
検査数値結果の見方・読み方・解釈の仕方
ヘモグロビンA1cの基準値・標準値・適正値(平均・目安)等
6.5%未満
日本糖尿病学会は、6.5%以上であれば、「糖尿病型」としています。基準値は、検査目的により異なります。
基準値より高い場合
糖尿病
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