糖代謝
(" 代謝―具体例―糖代謝 "から複製)
糖代謝とは
糖代謝の定義・意味・意義
糖代謝とは、文字どおり、ブドウ糖(糖質)の代謝のことで、特に、ブドウ糖からグリコーゲンへの合成をいいます。
糖代謝の趣旨・目的・役割・機能
エネルギーの備蓄
人の主なエネルギー源であるブドウ糖は、食事で摂取して小腸で吸収された後、当面のエネルギー源として利用されるほか、余ったブドウ糖は肝臓でグリコーゲンに合成されて貯蔵されます。
そして、必要なときに再びブドウ糖に分解されて、血液中に送り出されて、エネルギー源となります。
つまり、糖代謝は、余ったブドウ質(エネルギー)を貯蔵して必要なときに利用するしくみといえます。
糖代謝のコントロール・制御・調整・管理
インスリン
糖代謝をコントロールしているのが、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンです。
インスリンは、ブドウ糖からグリコーゲンへの合成、すなわち糖代謝を促進して、血液中のブドウ糖(=血糖)の濃度(=血糖値)を下げるはたらきをします。
すなわち、食事をすると血糖は増えますが、インスリンが分泌されて血糖値は一定の範囲内に保たれます。
たとえば、健康な人では、食事をとって血糖値が上昇しても、それに応じてインスリンが分泌されるので、血糖値が140mg/dlを超えることはほとんどありません。
インスリンの分泌量が足らないため糖代謝が十分に行われず、病的に血糖値が高いという状態が糖尿病です。
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