斜位と斜視―斜位―症状
斜位の自覚症状・病状・病症・トラブル
ただし、眼位・視線のズレの量にはかなり個人差があります。
たとえば、ズレがほとんどないため両眼視をするのに苦労しない人(したがって、自覚症状がほとんどない人)、ズレの量が大きいため両眼視をするために1日中大きな視線の修正が必要となり、夕方くらいからその疲れがどっと出る人などです。
したがって、自覚症状のない人も多くいます。
なお、ズレの量が大きすぎる等の理由から視線の修正ができず両眼視をしていない(つまり、両目で見ていないということ。片方の目がものを見るときも視線が前を向いていない)人の場合は斜位ではなく斜視となります。
1.眼精疲労の原因
斜位の程度が強いと、つねに強く両眼視をする必要がありますので、眼精疲労の原因となります。
しかし、斜視についてはよく知られていますが、斜位は一般にはあまり知られていません。
したがって、斜位が原因となっている眼精疲労の人は、その根本的な原因がわからないため対処の仕方が対症療法的になってしまい、結局、自分の目は疲れやすいということであきらめてしまっている場合も多いのではないかと思われます。
2.複視の原因―ものが二つに見える
さらに、眠気・疲れ・老化などにより目の調節力が弱まると、両眼視をして融像を保つこと自体が不可能となって、ものが二重に見えるようになります。
これを複視といいます。
片目ではものが1つに見えるのに、両目で見るとものが2つに見えます。
複視では、乱視のようにダブって見えるというのではなく、見ているものが文字どおり2つになります。
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