斜位と斜視―治療―手術
斜位・斜視の治療―手術
保険適用です。
ただし、白内障の手術のように一般的なものではなく、斜位・斜視の手術を行なっている医療機関は多くはありません。
手術の内容
手術では、眼球を動かす筋肉の位置を付け替えたり、長すぎる分を切ったりして、眼位を調節します。
時間は30分程度ですみ、通常は入院の必要はありません。
手術の対象者
高齢者でも手術ができます。
手術の可否・適否
両目の視線(眼位)のズレが小さい場合は手術はできません。
この場合は手術をしても、満足の行く結果を得られなかったり、逆に悪化する可能性があります。
この場合はプリズム眼鏡で矯正します。
手術後の経過
斜視では両眼視ができずに今まで片目でものを見ていたことになるので、手術により両目でものを見られるようになると脳が混乱するのでは、という心配があります。
しかし、東京医療センターの山田昌和先生によると、手術後にものが2重に見えたり、疲れやすくなったりするのは長くて1週間程度で、脳の混乱はまず起きない
とのことです。
特に間歇性斜視ではもともと両眼視の機能が獲得できているので、「脳の混乱」については問題ないとも考えられます。
また、見た目についても、我々の調査では、手術を受けた患者さんの8割以上が見た目の改善に満足されたとの結果を得て
いるとのことです。
再手術
手術後に筋肉の位置がずれて、再手術を要する可能性があります。
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