呼吸器(呼吸器官・呼吸器系)―肺
肺とは 【lung】
肺の定義・意味・意義
肺とは、空気を出し入れし(換気機能)、酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する(呼吸機能)ための空気袋です。
肺の趣旨・目的・役割・機能
肺の機能・働きは大別すると、次の2つです(←定義・意味・意義)。
- 換気機能…空気(ガス)の出し入れ
- 呼吸機能…ガス交換(酸素を取り込み二酸化炭素を排出する)
1.換気機能
肺で空気の出し入れが行われます。
ただし、肺には筋肉がないので、代わりに呼吸筋(横隔膜・肋間筋)と呼ばれる筋肉で伸び縮み(拡張・縮小)させてもらうことで、空気の出し入れを行っています。
なお、呼吸筋のうち、主に横隔膜を使う呼吸が腹式呼吸、肋間筋を使う呼吸が胸式呼吸となります。
2.呼吸機能
肺の形・大きさ・重量等
肺は左右一対で、片方の重さは約500gです。
肺の構造・構成・つくり
最小単位
肺胞
肺の位置づけ・体系(上位概念)
呼吸器(呼吸器官・呼吸器系)
肺は呼吸器のひとつです。
呼吸器系は肺も含め、次のような呼吸器官から構成されています。
- 肺…空気の出し入れ・ガス交換
- 気道…空気を出し入れをする通路
- 鼻腔(びくう)
- 咽頭(いんとう)・喉頭(こうとう)
- 気管・気管支
- 呼吸筋(横隔膜・肋間筋)・胸郭等…呼吸運動(肺の拡張・縮小による空気の出し入れ)
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