薬の効果―半減期(消失半減期)
半減期とは
半減期の定義・意味・意義
服用した薬は、血液に入ってから、肝臓などで代謝されたり、尿で出ていきます。
その間に、血液中の薬の濃度は変化します。
すなわち、血液に入った薬は、濃度が次第に高くなってピーク(これを最高血中濃度といいます)に達し、その後は減少していきます。
半減期とは、薬が最高血中濃度に達してから、その後半分になるまでの時間をいいます。
半減期は薬ごとに大きく異なります。
また、服用する人や状況(運動や飲食等)によっても異なってきます。
たとえば、腎機能が低下している人では、半減期は数倍から数十倍に延びる場合があります。
また、高齢者は代謝機能が低下しているため、半減期が延びる傾向があります。
半減期は消失半減期ともいいます。
半減期の見方・考え方
薬の作用時間の目安
一般に半減期になると、禁薬症状が出やすいので、半減期は体内での薬の作用時間の目安とされています。
たとえば、病気によっては、服用している薬が効かなくなると危険な場合があります。
こうした場合などは、服用した薬の半減期が来る前に、再度薬を服用する必要があります。
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