スパイロ検査―検査項目―努力性肺活量(FVC)
努力性肺活量とは 【forced vital capacity】
努力性肺活量の定義・意味・意義
努力性肺活量とは、息を深く吸い込んでから、一気に吐き出した場合の息の量をいいます。
FVCと表記されます。
努力性肺活量の趣旨・目的・役割・機能
閉塞性換気障害の指標
通常の肺活量は「ゆっくりと」吐き出したときの息の量ですが、努力性肺活量は「一気に」吐き出した場合の息の量です。
健康な人では、両者はあまり変わりません。
しかし、閉塞性換気障害があると、気道が狭く息が吐き出しにくくなっているため、努力性肺活量のほうが小さくなります。
努力性肺活量の位置づけ・体系
スパイロ検査
健康診断や人間ドックなどで一般に行われる肺機能検査・呼吸機能検査をスパイロ検査(スパイロメトリー)といいます。
努力性肺活量はスパイロ検査から得られる重要な情報のひとつです。
努力性肺活量と1秒量から閉塞性換気障害を判定するための指標となる1秒率(FEV1.0%)を算出します。
なお、スパイロ検査から得られる検査項目には多くのものがありますが、特に重要なものとしては、努力性肺活量も含めて、次のようなものがあります。
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