スパイロ検査―検査項目―%肺活量(%VC)
%肺活量とは 【% vital capacity】
%肺活量の定義・意味・意義
%肺活量(パーセントはいかつりょう)とは、肺の容量を示す肺活量の、年齢、性別、身長等によって得られた予測肺活量に対する比率をいいます。
%VCと表記されます。
%肺活量の趣旨・目的・役割・機能
拘束性換気障害の指標
%肺活量は、肺の換気機能のうち、拘束性換気障害の有無の重要な指標となります。
%肺活量の位置づけ・体系
スパイロ検査
健康診断や人間ドックなどで一般に行われる肺機能検査・呼吸機能検査をスパイロ検査(スパイロメトリー)といいます。
%肺活量はスパイロ検査から得られる重要な情報のひとつです。
そこで、肺活量から、年齢、性別、身長等によって得られた予測肺活量に対する比率である%肺活量を求めます。
そして、%肺活量が肺機能(拘束性換気障害の有無)の指標となります。
なお、スパイロ検査から得られる検査項目には多くのものがありますが、特に重要なものとしては、%肺活量も含めて、次のようなものがあります。
検査数値結果の見方・読み方・解釈の仕方
%肺活量の基準値・標準値・正常値
80%以上が基準値です。
なお、スパイロ検査の際に息が漏れていると、この値は低くなり、正確な数値は出ません。
基準値より低い場合
拘束性換気障害
拘束性換気障害と判定されます。
ただし、1秒率(FEV1.0)も基準値未満の場合は、全般的な換気障害として混合性換気障害(閉塞性換気障害と拘束性換気障害の混合)と判定されます。
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