脂質異常症―分類―低HDLコレステロール血症
低HDLコレステロール血症とは
低HDLコレステロール血症の意味・意義・定義・特徴など
低HDLコレステロール血症とは、血液中にHDLコレステロールが40mg/dl未満しか存在しない脂質異常症のことです。
低HDLコレステロール血症の位置づけ等
血液中に含まれる脂質(コレステロールと中性脂肪)が過剰または不足している状態を脂質異常症といいますが、低HDLコレステロール血症は脂質異常症の一種として、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が不足している状態です。
なお、脂質異常症には、低HDLコレステロール血症のほか、次のようなものがあります。
低HDLコレステロール血症の症状
HDLコレステロールの値が低くなっても自覚症状はありません。
しかし、HDLコレステロールは、血管の壁などに付着して動脈硬化を引き起こす、全身の余分なコレステロールを回収し、肝臓に運び戻すはたらきをします。
つまり、HDLコレステロールには動脈硬化を予防するはたらきがあります。
したがって、そのHDLコレステロールの値が低いということは、全身の余分なコレステロールが肝臓に戻されないことを意味するので、血管にコレステロールが付着して動脈硬化を促進しやすいということになります。
低HDLコレステロール血症の検査
血液検査―HDLコレステロール
低HDLコレステロール血症は、血液検査の検査項目の中の、HDLコレステロール値で診断されます。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 4 ページ]
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ