自律神経系―働き―皮膚の血管収縮(血液量のコントロール)
自律神経による皮膚の血管収縮―血液量のコントロール
皮膚の血管も交感神経だけが分布していて、交感神経が興奮すると血管は収縮し、抑制されると拡張します。
そして、皮膚の血管が収縮すると皮膚を流れる血液量は減少し、拡張すると増加します。
自律神経(交感神経) は、血管の収縮・拡張を通じて血液量のコントロールをしているわけです。
自律神経(交感神経)が皮膚の血管を収縮させて血液量を減らす場合は、たとえば、次のような場合があります。
1.寒くなった場合
外界が寒くなると、からだの深部体温も下がってきます。
そこで、寒いときには、自律神経(交感神経) は、体内の熱を逃がさないために、皮膚の血管を収縮させて血液量を減らします。
血液量が増えると、体内の熱が対外へ放出されて、体温が下がります。
2.運動した場合
激しい運動をした場合には、栄養補給のために筋肉に多くの血液を流す必要があります。
そこで、自律神経(交感神経) は、皮膚の血管を収縮させて皮膚に送る血液量を減らします。
3.ストレスがある場合
ストレスがある場合も、運動をした場合と同様です。
ストレスを避ける準備のために、筋肉に多くの血液を流す必要があります。
そこで、自律神経(交感神経) は、皮膚の血管を収縮させて皮膚に送る血液量を減らします。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 6 ページ]
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ