骨粗鬆症(骨粗しょう症)―予防と治療―治療薬―ラロキシフェン(商品名:エビスタ)
ラロキシフェンとは
ラロキシフェンの定義・意味・意義
ラロキシフェンとは、骨吸収(骨を減らす・骨をこわすはたらき)を抑制する(骨が減らないことを目的とする)治療薬です。
閉経後の女性ホルモン(エストロゲン)の減少にともなう骨粗鬆症用です。
商品名はエビスタです。
ラロキシフェンの薬効・作用―効能・効果・効用
骨吸収を抑制する作用―骨の量を保つ働き
女性ホルモン(エストロゲン)には骨の量を保つはたらきがありますが、ラロキシフェンにもこれと同じはたらきがあります。
エストロゲンは、出産できる年代の女性の卵巣で生成されますが、閉経以降、急激に減少します。
女性の乳がんの羅患率を下げる働き
ラロキシフェンは女性の乳がんの羅患率を下げるために使用されています。
認知症予防の作用
ラロキシフェンには、骨粗鬆症のある閉経後の女性では、MCI(軽度認知障害)になる危険性を下げるはたらきがあることも認められました。
ラロキシフェンの位置づけ・体系
骨粗鬆症性の治療薬
骨粗鬆症性の治療薬は、①基礎治療薬②骨吸収を抑制する(骨が減らないことを目的とする)治療薬③骨形成を促進する(骨を増やすことを目的とする)治療薬に大別できます。
ラロキシフェンも含めて、次のようなものがあります。
- 代表的な治療薬(従来の治療薬)
- 活性型ビタミンD3製剤…基礎治療薬
- ビスフォスフォネート製剤…骨吸収を抑制する(骨が減らないことを目的とする)治療薬
- 新薬など
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