［身体］健康と美容

骨粗鬆症（骨粗しょう症）―予防と治療―治療薬―エディロール

エディロールとは

エディロールの定義・意味・意義

エディロールとは、日本で長く使用されている骨粗鬆症性の代表的な基礎治療薬である活性型ビタミンＤ３製剤の新しいタイプです。

エディロールの薬効・作用―効能・効果・効用

骨粗鬆症の基礎治療薬―効率的なビタミンＤ

ビタミンＤには小腸でカルシウムやリンの吸収を助け、骨の形成を助ける作用があります。

正常な骨を形成できない「くる病」はビタミンＤの重度の欠乏によって起こります。

また、ビタミンＤには筋力を増強する作用もあり、この作用により、高齢者の転倒を予防する効果もあります。

エディロールは活性型ビタミンＤ３製剤と同様に、食べ物から摂ったり、日光浴で合成したビタミンＤよりも効率よくカルシウムの吸収を助ける作用があります。

骨を強くする効果

新しい活性型ビタミンＤ３製剤であるエディロールは、カルシウムの吸収を助けるだけではなく、骨を強くする効果も併せ持っています。

エディロールの位置づけ・体系

骨粗鬆症性の治療薬

骨粗鬆症性の治療薬は、①基礎治療薬②骨吸収を抑制する（骨が減らないことを目的とする）治療薬③骨形成を促進する（骨を増やすことを目的とする）治療薬に大別できます。

エディロールも含めて、次のようなものがあります。

• 代表的な治療薬（従来の治療薬）
  • 活性型ビタミンＤ３製剤…基礎治療薬
  • ビスフォスフォネート製剤…骨吸収を抑制する（骨が減らないことを目的とする）治療薬
• 新薬など
  • エディロール…基礎治療薬。新しい活性型ビタミンＤ３製剤
  • ＳＥＲＭ製剤（サーム製剤）
    • ラロキシフェン（商品名：エビスタ）…骨吸収を抑制する（骨が減らないことを目的とする）治療。閉経後の女性ホルモンの減少にともなう骨粗鬆症用のホルモン剤
  • テリパラチド…骨形成を促進する（骨を増やすことを目的とする）治療薬。重度の骨粗鬆症用