骨粗鬆症(骨粗しょう症)―予防と治療―治療薬―活性型ビタミンD3製剤
活性型ビタミンD3製剤とは
活性型ビタミンD3製剤の定義・意味・意義
活性型ビタミンD3製剤とは、日本で長く使用されている骨粗鬆症の代表的な基礎治療薬です。
活性型ビタミンD3製剤の薬効・作用―効能・効果・効用
骨粗鬆症の基礎治療薬―効率的なビタミンD
ビタミンDには小腸でカルシウムやリンの吸収を助け、骨形成(骨を増やす・骨を作る)を助ける作用があります。
正常な骨を形成できない「くる病」はビタミンDの重度の欠乏によって起こります。
また、ビタミンDには筋力を増強する作用もあり、この作用により、高齢者の転倒を予防する効果もあります。
ビタミンDは食べ物から摂ったり、また、日光(紫外線)を浴びることで体内で合成することもできます。
しかし、活性型ビタミンD3製剤は、こうして食べ物から摂ったり、日光浴で合成したビタミンDよりも体内で効率よくはたらきます。
活性型ビタミンD3製剤の位置づけ・体系
骨粗鬆症性の治療薬
骨粗鬆症性の治療薬は、①基礎治療薬②骨吸収を抑制する(骨が減らないことを目的とする)治療薬③骨形成を促進する(骨を増やすことを目的とする)治療薬に大別できます。
活性型ビタミンD3製剤も含めて、次のようなものがあります。
- 代表的な治療薬(従来の治療薬)
- 活性型ビタミンD3製剤…基礎治療薬
- ビスフォスフォネート製剤…骨吸収を抑制する(骨が減らないことを目的とする)治療薬
- 新薬など
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