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紫外線とは


紫外線とは 【ultraviolet ray

紫外線の定義・意味・意義

紫外線とは、太陽光線をプリズムで分解したときに、可視光線でもっとも波長が短い紫の光のさらに外側にある、不可視光線をいいます。

英語で、紫外線は ultraviolet ray といいますが、ultra-violet、つまり、ultra(ウルトラマンのウルトラで、~を超えた、の意)と violet(紫)で、「紫を超えた光線」という意味です。

そこから、略称して、UVなどとよくいわれています。

紫外線の位置づけ

太陽光線は、に見える光(可視光線といいます)と見えない光(不可視光線といいます)があります。

不可視光線は、さらに赤外線と紫外線に分類されます。

太陽光線のうちの約50%が可視光線、約45%が赤外線、約5%が紫外線です。

紫外線の分類・種類

紫外線は、波長により、次の3種類に分類されています。

  1. A波UVA
  2. B波UVB
  3. C波(UVC

正しい紫外線対策をするには、それぞれの紫外線の特・特徴を押さえておくことが必要です。

紫外線のうち地上に届くのは、A波UVA)とB波UVB)のみで、C波(UVC)はオゾン層にさえぎられ、ほとんど届きません。

このうち特に問題になるのがB波UVB)で、そのほとんどはオゾン層で吸収されますが、一部は地表へ到達し、その強い化学作用(後述)により、日焼けを起こしたり、皮膚がんの原因になったりします。

なお、C波(UVC)は、波長がもっとも短く、殺人光線とも呼ばれる強力な作用があります。

オゾン層の破壊が問題となるのもそのためです。

紫外線の特・特徴

まぶしくも暑くもない

日光は、まぶしく、そして、暑く感じられます。

この「まぶしさ」は可視光線、「暑さ」は赤外線によるものです。

紫外線はまぶしくも暑くもなく、浴びていても実感はありません。

強い化学作用

このように紫外線を浴びても実感はないのですが、紫外線には強い化学作用があります。

そのため、紫外線は化学線などと呼ばれることもあります。

この強い化学作用のため、紫外線は、ヒトのからだに危険な悪影響を与えます。

詳細については、次のページを参照してください。

紫外線の危険な影響



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