紫外線―危険な影響―光老化―シワ
紫外線(A波)の危険な影響―シワの原因
紫外線によりシワができる光老化の仕組み(しくみ・メカニズム)
A波(UVA)は波長が長いため、表皮から真皮にまで浸透します。
この真皮は、次の成分から構成されています。
このうち、コラーゲンとエラスチンが、肌のハリと弾力を保っています。
ヒアルロン酸は、水分を保持し、肌のみずみずしさを保っています。
真皮にまで浸透したA波(UVA)は、肌のハリや弾力を保っているコラーゲン線維とエラスチン線維を変質・破壊します。
これにより、肌にシワができていきます。
1.紫外線によるコラーゲンの変質
A波(UVA)は、真皮にまで届き、真皮のコラーゲン線維を硬く変質させます。
また、コラーゲンを分解する酵素に作用して、コラーゲンの量を減少させます。
B波(UVB)も、真皮にまでは届きませんが、コラーゲンを分解する酵素に作用して、やはりコラーゲンの量を減少させます。
真皮の約70%はコラーゲンという線維でできているため、肌のハリや弾力を失うだけでなく、真皮を薄くしてしまい、シワをつくりやすい状態にしてしまいます。
なお、コラーゲンの量の減少の原因には、紫外線のほか、加齢もあり、40歳をすぎるころから、コラーゲンの量は徐々に減少していきます。
2.紫外線によるエラスチン線維の破壊
A波(UVA)は、真皮にまで届き、真皮のエラスチン線維を破壊します。
エラスチンは再生されるのですが、ネットワークがこわれて、つぎはぎ状態になります。
その結果、やはり皮膚のハリや弾力が失われていき、シワができやすくなります。
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