ヒアルロン酸
ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸の定義・意味・意義
ヒアルロン酸とは、人間のからだのさまざまなところに含まれ、特に、目の硝子体や皮膚、関節液などに多く含まれる成分で、ムコ多糖類の一種です。
ヒアルロン酸の性質・特性
ヒアルロン酸には、次のような性質があります。
優れた保水力
ヒアルロン酸はたくさんの水分を保持する性質があります。
ヒアルロン酸1グラムで6リットルの水を保持するといわれています。
ヒアルロン酸は、体内では細胞の間で水を保持し、細胞に適度な潤いを与えています。
粘弾性(粘性と弾性)
ヒアルロン酸は、非常に高いねばりけ(=粘性)と、元の形に戻ろうとする性質(=弾性)があります。
ヒアルロン酸のの健康によい働き(効果・効力・効用・効能)
ヒアルロン酸は加齢とともに減少します。
そのため、健康食品・サプリメントや化粧品などに多く使用されています。
また、医薬品の原料としても使用されています。
ヒアルロン酸は、その優れた保水性などの性質により、体内で具体的には次のようなはたらきをしています。
1.美容(美肌)効果―肌にうるおい(潤い)とハリ・弾力を与える効果
ヒアルロン酸は、その保水力と粘弾性から、肌の乾燥を防ぎ、肌にうるおい(潤い)とハリ・弾力を与える役割を担っています。
赤ちゃんの肌がみずみずしく、ハリがあるのは、ヒアルロン酸を多く含んでいるからです。
ヒアルロン酸は、化粧水やスキンクリームなどに使用されています。
2.関節の潤滑作用(関節の柔軟性を維持)と衝撃吸収作用
ヒアルロン酸は、非常に高い粘弾性があり、膝や肩などの関節の動きをよくする潤滑油のようなはたらきと、衝撃を吸収するクッションのはたらきをしています。
そのため、ヒアルロン酸は、膝や肩の痛みに使う関節内注射薬にも使用されています。
3.目の健康を維持する
ヒアルロン酸は、目の硝子体に多く含まれ、その粘弾性により、目のかたちを維持するはたらきをしています。
ヒアルロン酸は、その保水力から、目薬に使用され、目を潤わせてドライアイや眼精疲労の症状を改善してくれます。
ヒアルロン酸と加齢(年齢 老化)の関係
ヒアルロン酸は、特に50代以降では大きく減少していきます。
ヒアルロン酸の増やし方
からだの中から増やす
ヒアルロン酸シンセターゼ
ヒアルロン酸は、ヒアルロン酸シンセターゼという酵素で生成されています。
そこで、からだの中のヒアルロン酸シンセターゼの量を増やします。
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