骨粗鬆症(骨粗しょう症)―予防と治療―治療薬―テリパラチド
テリパラチドとは
テリパラチドの定義・意味・意義
テリパラチドとは、骨形成(骨を増やす・骨を作る)を自体促進する(骨を増やすことを目的とする)骨粗鬆症の治療薬です。
重度の骨粗鬆症用で、いわば「攻めの薬」です。
骨折の危険が高い人ほど効果が大きいといわれています。
テリパラチドの経緯・沿革・歴史など
2010年10月1日から販売が開始されました。
テリパラチドの特色・特徴・特性
日本で使用される骨粗鬆症の治療薬は活性型ビタミンD3製剤といった基礎治療薬のほか、ビスフォスフォネート製剤やSERM製剤(ラロキシフェン)のように骨吸収を抑制する(骨が減らないことを目的とする)治療薬が中心でした。
この点、テリパラチドは、日本で最初に承認された、骨形成を促進する(骨を増やすことを目的とする)、つまり、骨の再生が可能な治療薬です。
テリパラチドの薬効・作用―効能・効果・効用
骨形成を促進する作用
テリパラチドには骨形成を促進して骨密度(骨の成分であるカルシウムの量)を高めるはたらきがあります。
これにより従来の骨粗鬆症の治療薬より強力な骨折抑制効果が期待されています。
テリパラチドの位置づけ・体系
骨粗鬆症性の治療薬
骨粗鬆症性の治療薬は、①基礎治療薬②骨吸収を抑制する(骨が減らないことを目的とする)治療薬③骨形成を促進する(骨を増やすことを目的とする)治療薬に大別できます。
テリパラチドも含めて、次のようなものがあります。
- 代表的な治療薬(従来の治療薬)
- 活性型ビタミンD3製剤…基礎治療薬
- ビスフォスフォネート製剤…骨吸収を抑制する(骨が減らないことを目的とする)治療薬
- 新薬など
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 9 ページ]
- 骨粗鬆症(骨粗しょう症)
- 骨粗鬆症(骨粗しょう症)―予防と治療―概要・概略・あらまし
- 骨粗鬆症(骨粗しょう症)―予防と治療―生活習慣・日常生活
- 骨粗鬆症(骨粗しょう症)―予防と治療―治療薬
- 骨粗鬆症(骨粗しょう症)―予防と治療―治療薬―活性型ビタミンD3製剤
- 骨粗鬆症(骨粗しょう症)―予防と治療―治療薬―ビスフォスフォネート製剤
- 骨粗鬆症(骨粗しょう症)―予防と治療―治療薬―エディロール
- 骨粗鬆症(骨粗しょう症)―予防と治療―治療薬―ラロキシフェン(商品名:エビスタ)
- 骨粗鬆症(骨粗しょう症)―予防と治療―治療薬―テリパラチド
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ