骨粗鬆症(骨粗しょう症)―予防と治療―治療薬―ビスフォスフォネート製剤
ビスフォスフォネート製剤とは
ビスフォスフォネート製剤の定義・意味・意義
ビスフォスフォネート製剤とは、骨吸収(骨を減らす・骨をこわすはたらき)を抑制する(骨が減らないことを目的とする)治療薬です。
ビスフォスフォネート製剤の薬効・作用―効能・効果・効用
骨吸収を抑制する作用
ビスフォスフォネート製剤は骨吸収を抑制して骨密度(骨の成分であるカルシウムの量)を高くし、骨折の発生を防ぐはたらきがあります。
一般に骨粗鬆症の原因は次の2つに大別できます。
このうち、ビタミンDが不足したりカルシウムを吸収する力が衰えたりしている事例では、ビタミンDを補充する基礎治療薬が効果があります。
ただし、骨粗鬆症の多くは骨の新陳代謝のバランスが崩れ、骨形成(骨を増やすはたらき)より骨吸収(骨を減らすはたらき)が上回っているために骨が減ることが原因となっています。
この場合には骨吸収を抑制する効果があるビスフォスフォネート製剤などの骨吸収抑制薬が効果があるとされています。
ビスフォスフォネート製剤の位置づけ・体系
骨粗鬆症性の治療薬
骨粗鬆症性の治療薬は、①基礎治療薬②骨吸収を抑制する(骨が減らないことを目的とする)治療薬③骨形成を促進する(骨を増やすことを目的とする)治療薬に大別できます。
ビスフォスフォネート製剤も含めて、次のようなものがあります。
- 代表的な治療薬(従来の治療薬)
- 活性型ビタミンD3製剤…基礎治療薬
- ビスフォスフォネート製剤…骨吸収を抑制する(骨が減らないことを目的とする)治療薬
- 新薬など
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