［身体］健康と美容

膝―異常―痛み―変形性膝関節症―予防（防止）・対策・改善・治療―運動療法

変形性膝関節症の運動療法

運動療法は食事療法とともに変形性股関節症（膝の痛み）の治療の基本である。

運動療法や食事療法は、薬のようにすぐには効果はあらわれないが、長期的にはもっとも確実な方法で、確実に膝の痛みが治まってくる。

変形性膝関節症の運動療法の趣旨・目的・役割・機能

運動療法の目的は次の２つである。

1. 膝を支える筋肉を鍛える
2. 膝の動く範囲を広げる

変形性膝関節症の運動療法の方法・仕方

１．膝を支える筋肉を鍛えるための筋肉トレーニング

膝を支える筋肉を鍛えるための筋肉トレーニングには次のものがあるが、特に大腿四頭筋を鍛えるようにする。

1. 大腿の前側の大腿四頭筋を鍛える
2. 大腿の後側のハムストリングを鍛える
3. 大腿の内側の内転筋を鍛える
4. 大腿の外側の外転筋を鍛える
5. 下腿の後側（ふくらはぎ）の下腿三頭筋を鍛える
6. 下腿の前側（すね）の前脛骨筋を鍛える

２．膝の動く範囲を広げるためのストレッチ

膝の動く範囲を広げるためのストレッチには次のものがある。

なお、膝に痛みがあると、膝の曲げ伸ばしを避けるようになるため、大腿四頭筋とハムストリングが収縮したままになっていく。

したがって、特に大腿四頭筋とハムストリングを伸ばすようにする。

別冊ＮＨＫきょうの健康『ひざの痛み　あなたに合った治療がわかる』　日本放送出版協会、2007年、36頁。

1. 大腿の前側の大腿四頭筋を伸ばす
2. 大腿の後側のハムストリングを伸ばす
3. 下腿の後側（ふくらはぎ）の下腿三頭筋を伸ばす
4. 下腿の前側（すね）の前脛骨筋を伸ばす