肝臓の働き・作用・役割・機能―②解毒(デトックス)
肝臓の働き・作用・役割・機能―解毒(デトックス)
肝臓の解毒作用(デトックス)とは
人体には、有害物質を解毒し、排泄・排出するしくみがあります。
その中心的な役割を果たしているのが肝臓です。
肝臓は、対外から入ってくるアルコール、食品添加物、薬物、化学物質などの有害物質や、体内で発生する有害物質を無害なものに変えて、水や脂に溶けやすい形に分解し、汗や尿、胆汁の中に排出してくれます。
肝臓の解毒作用(デトックス)の具体例
アルコール(お酒)の解毒
肝臓の解毒作用ということで、すぐに思いつくのが、人体にとっては毒物のアルコール(お酒)の解毒です。
普通であれば、アルコールを分解するにはかなりの高温と強力な触媒といった、それなりの装置が必要です。
しかし、肝臓はアルコール分解を細胞(肝細胞)の中でこれとは別の方法(アルコール分解酵素による分解)で行っています。
アンモニアの解毒
大腸では、その消化吸収の過程で、食物に含まれているタンパク質が悪玉菌によって、アミノ酸を経て、代謝・分解され、アンモニアなどの人体に有害物質が発生します。
たとえば、やる気が出ない、倦怠感といった脳の疲れの原因の一つは、体内の代謝により発生するアンモニアにあります。
肝臓は、そのオルニチン回路(尿素回路)と呼ばれる代謝経路で、アンモニアを尿素という無害な物質に変えます。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 7 ページ]
- 肝臓
- 肝臓の働き・作用・役割・機能―①代謝
- 肝臓の働き・作用・役割・機能―②解毒(デトックス)
- 肝臓の働き・作用・役割・機能―③胆汁の分泌(消化)
- 肝臓の働き・作用・役割・機能―③胆汁の分泌(消化)―胆汁
- 肝臓の検査方法
- 肝臓の検査項目
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ