肝臓の働き・作用・役割・機能―①代謝
肝臓の趣旨・目的・役割・機能
代謝
一般に代謝とは、ある物質を別の物質に変えるはたらきをいいます。
栄養分は、食物から摂取し、消化吸収されますが、そのままのかたちでは利用することはできません。
栄養分は、消化器官で吸収しやすい大きさに分解(=消化)され、消化された栄養分は主に小腸で吸収されます。
そして、胃腸から吸収されたすべての栄養分はいったん肝臓に集められます。
肝臓で栄養分は、これを人体が利用できる形に作り変えるために分解・合成したり、一時的に貯蔵した後はじめて血液を通じて全身に送り出されます。
こうして肝臓から人体に生命活動の物質・エネルギーが送り出されています。
代謝の具体例
物質
たんぱく質
肝臓は、体内のあらゆる組織を構成するたんぱく質や、細胞膜、ホルモンのもとになるコレステロールを合成します。
エネルギー
糖代謝
人の主なエネルギー源であるブドウ糖は、小腸で吸収された後、当面のエネルギー源として利用されるほか、余ったブドウ糖は肝臓でグリコーゲンに合成されて貯蔵されます。
そして、必要なときに再びブドウ糖に分解されて、血液中に送り出されて、エネルギー源となります。
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