抗炎症剤(消炎剤)―剤形による分類―外用薬―貼り薬(貼付剤)ー経皮吸収型(非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs))ーパップ剤
パップ剤とは
パップ剤の定義・意味・意義
パップ剤とは、水分を含む白色の経皮吸収型鎮痛消炎剤で、不織布(ふしょくふ)に泥状の水溶性薬剤を塗ったものをいう。
なお、パップ剤は、ドイツ語で粥状または泥状という意味のパップに由来する。
ロキソニンパップ(第一三共)|メディカル・プラネット http://www.medicalplanet.co.jp/iyaku/shinyaku/shinyaku_0608.html
パップ剤の位置づけ・体系(上位概念)
経皮吸収型鎮痛消炎剤
有効成分として非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs(えぬせいど))が配合され、NSAIDsが貼った皮下組織に浸透拡散して局所的に作用する貼り薬を経皮吸収型鎮痛消炎剤という。
経皮吸収型鎮痛消炎剤はその剤形から、さらに次の2つに大別される。
パップ剤の趣旨・目的・役割・機能
炎症
パップ剤は炎症の治療に用いられる。
水分が含まれているため、皮膚への刺激は少なく、また、冷却効果も期待できる。
ただし、プラスター剤と比べて厚めで、皮膚にゆるやかに貼り付く(つまり、はがれやすい)ため、体幹部など凹凸や動きの少ない部位に適する。
また、パップ剤は1日2回貼りかえるタイプのものが多い。
これに対して、プラスター剤は1日1回タイプが多い。
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