脂肪肝―分類・種類―アルコール性脂肪肝とは
アルコール性脂肪肝とは
アルコール性脂肪肝の意味・定義・特徴など
アルコール性脂肪肝とは、脂肪肝の一種で、アルコールの飲みすぎが原因の脂肪肝をいいます。
毎日大量に飲酒する習慣のある人(日本酒で一日平均3合、ビールで大瓶3本以上、ウイスキーでダブル3~4杯以上)の場合、その大部分に脂肪肝が認められるといわれています。
また、健康な人でも、日本酒5合にあたるアルコールを毎日飲み続けると、わずか1週間ほどで脂肪肝になるといわれています。
アルコール性脂肪肝の原因
食べ物に含まれる脂肪は胃や腸で吸収され、そして、肝臓に送られて中性脂肪として蓄えられます。
エネルギーが不足すると必要に応じて使われますが、アルコールはこの働きを邪魔する作用があります。
もちろん、本来であれば、アルコールは肝臓で解毒され、体の外へ排出されます。
しかし、肝臓が処理できるアルコールの解毒能力には限度があります。
この限界を超えれば肝臓の脂肪代謝機能が低下して、肝臓の中に中性脂肪がたまっていきます。
その結果、肝臓内の中性脂肪が増えすぎてしまった状態がアルコール性脂肪肝です。
アルコール性脂肪肝の位置づけ等
アルコール性脂肪肝の場合、脂肪肝が進行すると、脂肪肝炎(アルコール性肝炎(ASH))、そして肝硬変や一部は肝臓ガンにまで至る危険性があります。
脂肪肝→アルコール性肝炎(ASH)→肝硬変→肝臓癌(肝ガン)
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