脂肪肝炎―分類・種類―非アルコール性脂肪肝炎
非アルコール性脂肪肝炎とは
非アルコール性脂肪肝炎の定義・意味・意義
アルコールが原因の脂肪肝をアルコール性脂肪肝といいますが、過度の飲酒を続けると、その一部はアルコール性脂肪肝炎へと進みます。
そして、そのまま過度の飲酒を続けると、肝硬変や肝がんに進行する危険性があります。
これに対し、アルコールの飲みすぎではなく、肥満や高脂血症(血液中の中性脂肪やコレステロールが高い)、糖尿病、高血圧などの生活習慣病を原因とする脂肪肝を非アルコール性脂肪肝といいます。
この非アルコール性脂肪肝でも、その約1割は、アルコール性脂肪肝と同じように、脂肪肝炎から肝硬変や肝ガンへと進行します。
これを、非アルコール性脂肪肝炎といいます。
非アルコール性脂肪肝→非アルコール性脂肪肝炎(NASH)→肝硬変→肝臓癌(肝がん)
つまり、お酒を飲まない人でも肝硬変へと進行する場合があるということで、非アルコール性脂肪肝炎は、いわば飽食の時代の肝臓病といえるでしょう。
非アルコール性脂肪肝炎の位置づけ・体系(上位概念)
肝炎
非アルコール性脂肪肝炎は肝炎の一種です。
肝炎は、その原因により、たとえば、次のようなものがあります。
- ウイルス性肝炎
- 脂肪肝炎
- アルコール性脂肪肝炎(アルコール性肝炎)
- 非アルコール性脂肪肝炎
- 薬剤性肝炎
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