換気障害―閉塞性換気障害―原因となる病気―COPD(慢性閉塞性肺疾患)―分類―肺気腫
肺気腫とは
肺気腫の定義・意味など
肺気腫(はいきしゅ)とは、肺の最小単位・主要部分で、酸素と二酸化炭素のガス交換を行う肺胞(はいほう)間の壁が炎症により破壊されて大きな空洞ができ、肺が正常なときより膨らんでいる状態になって、肺機能が落ちる進行性の病気をいう。
肺気腫の症状・徴候・症候
換気障害
肺気腫になると、吸気はできるが、大きな空洞の存在で肺が縮まりにくくなるために呼気が十分にできなくなり、換気障害が起こる。
慢性気管支炎や気管支喘息(ぜんそく)に続いて発生するといわれている。
肺気腫の原因・理由・要因
長期間の喫煙
肺気腫は長期間の喫煙(タバコ)が有力な一因であるといわれている。
肺気腫の位置づけ・体系(上位概念)
COPD
肺気腫は、現在では、慢性気管支炎とともに、COPDという概念でとらえられている。
肺気腫の検査
肺気腫は、スパイロ検査(肺機能検査)と胸部画像診断(CT)などにより検査する。
胸部画像診断(CT)
ゴダード法
スパイロ検査
肺気腫の治療・対策
治療
肺は再生しない臓器なので、肺気腫における肺胞の破壊は不可逆的で、それ自体は治りません。
対策・対処法
禁煙・腹式呼吸・軽い運動
肺気腫自体は治らないため、その進行を食い止めることと、残った肺の機能を高めることが重要になる。
まずは、禁煙により症状の進行を遅らせることが第一である。
そして、腹式呼吸や息ぎれを生じない程度の散歩などの軽い運動などにより残った肺の機能を高める。
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