肝臓の検査―総蛋白(血清総たんぱく・血清総タンパク)
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総蛋白とは
総蛋白の定義・意味・意義
総蛋白とは、血清に含まれている100以上のタンパク質の総量です。
その主なものは、アルブミンとグロブリンです。
総蛋白の別名・別称・通称など
総蛋白は、血清総たんぱく(血清総タンパク)とも呼ばれています。
TPと略称されます。
総蛋白を調べる趣旨・目的
栄養状態
総蛋白を調べることで、栄養状態がわかります。
肝臓・腎臓の異常
蛋白は肝臓で合成されて、腎臓でろ過されますので、肝臓や腎臓の異常がないかを調べるときにも総蛋白を調べます。
基準値
6.8~8.3g/dl
基準値は、検査機関により異なります。
検査数値の結果の見方・読み方・解釈の仕方
基準値より低い場合
栄養不良の場合、総蛋白の値は低くなります。
また、総蛋白は、肝臓で合成、腎臓でろ過が十分になされないと低下します。
つまり、肝臓病によるたんぱく合成能力の低下、消化吸収障害(栄養不足・栄養不良)などがあると、総蛋白の値が低くなります。
また、腎臓病で尿に多量のたんぱくが出ている場合も、総蛋白の値が低くなります。
基準値より高い場合
慢性感染症、膠原病(こうげんびょう)、多発性骨髄腫(こつずいしゅ)などの疑いがあります。
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