肝臓の検査―肝炎ウイルス検査―B型肝炎ウイルス検査―HBs抗原
HBs抗原とは
HBs抗原の定義・意味・意義
HBs抗原とは、B型肝炎ウイルスの表面を覆っているタンパク質の殻で、体の免疫系(体液性免疫)により、抗原(異物)として認識されるものをいいます。
HBs抗原の趣旨・目的・役割・機能
B型肝炎ウイルスの感染の有無
B型肝炎ウイルスの感染を検査するための項目はいくつかありますが、まず最初にする検査がHBs抗原の有無を調べる検査です。
HBs抗原がある場合(HBs抗原が陽性の場合)は、B型肝炎ウイルスに感染していることがあることを示しています。
ただし、B型肝炎ウイルスに感染したすべての人がそのまま持続感染者(感染したウイルスが排除されず、そのまま体に住み続けている人。キャリア)になるというわけではありません。
また、B型肝炎ウイルスのキャリアとなっても、慢性肝炎になるのはその10~20%です。
HBs抗原の位置づけ・体系
ウイルス性肝炎のなかでもB型肝炎とC型肝炎は、特に患者数が多く、国内最大の感染症ともいわれています。
そこで、肝炎ウイルス検査としては次の2つがあります。
このうち、B型肝炎ウイルスの感染の有無を調べるために、まず行う検査項目がHBs抗原です。
そして、HBs抗原の検査により、B型肝炎ウイルスに感染していることがあることがわかった場合には、現在の感染状態を調べるため、さらに次のような詳しい検査を実施します。
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