肝炎―分類―ウイルス性肝炎―B型・C型肝炎―B型肝炎
B型肝炎とは
B型肝炎の定義・意味・意義
B型肝炎とは、B型肝炎ウイスルの感染を原因とするウイルス性肝炎です。
B型肝炎の感染経路
血液・体液
B型肝炎の主な感染経路は、感染者の血液(外傷による血液や鼻血など)の直接接触や血液が付着したもの(注射器、カミソリ、歯ブラシ等)の共有、輸血などによる血液感染です。
その他、性行為による感染、母子感染も考えられます。
B型肝炎の症状・病状・病症
一過性感染
幼少期以降にB型肝炎ウイルスに感染した場合は、ほとんどの人はウイルスが排除され、ウイルスが住みついてしまう持続感染者になること(キャリア化といいます)はありません(一過性感染)。
持続感染(キャリア化)
出生時または乳幼児期にB型肝炎ウイルスに感染すると、ウイルスが住みついてしまい持続感染者になること(キャリア化)があります。
無症候性キャリア
B型肝炎の場合は、キャリア化しても、大部分の人(約80~90%)は発症しないまま(または肝炎の症状が軽いまま)一生を終わります。
慢性肝炎
B型肝炎のキャリアの場合、その10~20%の人が慢性肝炎になります。
しかも、健康診断を受けていても、肝機能検査の値が正常である場合があります。
しかし、そのまま放置しておくと、気づかないうちに、肝硬変・肝がんといった再生不可能な肝臓病へと移行する場合があります。
以上参考元:厚生労働省:ウイルス肝炎について(一般向け) http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou09/04.html
急性肝炎の場合
倦怠感(だるさ)、食欲不振、吐き気・嘔吐、黄疸(皮膚が黄色くなること)などの急性肝炎の症状が出る人もいます。
そして、急性肝炎を起こしたあと免疫状態になることも多くあります。
『生物事典』[四訂版] 旺文社、2009年。
B型肝炎の位置づけ・体系
B型・C型肝炎
B型肝炎とC型肝炎は、特に患者数が多く、国内最大の感染症ともいわれています。
B型肝炎の検査
肝炎ウイルス検査
HBs抗原
B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、まずはHBs抗原で検査します。
HBs抗原が陽性であれば、B型肝炎ウイルスに感染していることを示しています。
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