ナトリウム(食塩)―摂取―摂取量―非制限論
ナトリウムの摂取量
ナトリウムの1日の目標量
通説・定説
ナトリウムについては、他の栄養素の場合と異なり、逆に摂りすぎないように 、目標量というものが設定されています。
欧米(WHO/国際高血圧学会ガイドライン)では、疫学調査などを基に、高血圧予防のために1日6g未満が推奨されています。
日本においては、日本独自の食文化を考慮し、男性は9g未満、女性は7.5g未満とされています。
非制限説
上記の通説に対して、逆に、食塩の摂取を制限しすぎることは体にはよくない、という実験結果も報告されています(国立健康・栄養研究所)。
同報告によると、食塩摂取が少ないと、ナトリウムは摂取より排出が上回り、男性1日の食塩摂取量に換算して10gになる値で、摂取量と排出量が均衡したとのことです。
また、カルシウムやマグネシウムも排出されすぎ、男性1日の食塩摂取11gで、出納が均衡したとのことです。
つまり、ナトリウム(食塩)は、骨から溶け出すカルシウムなどのミネラル量も調節していることになります。
そして、日本人の平均1日摂取量である食塩12gはほぼ正しい選択で、11g程度が最適である、としています。
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