ナトリウム(食塩)―摂取―摂取量―制限論(通説・定説)
ナトリウムの摂取量
ナトリウムの1日の食事摂取基準(必要量 栄養所要量)
生きていくために1日で必要な量(推定平均必要量)は、成人で600mg(食塩相当量は1.5g)とされています。
ただし、ナトリウムについては、日本人の通常の食生活では、推定平均必要量以下になることはないので、他の栄養素のように、特に1日に摂取すべき推奨量や目安量は設定されていません。
代わりに(といいますか、むしろ逆に、減塩、つまり、塩分をとりすぎないように)目標量というものが設定されており、男性は9g未満、女性は7.5g未満とされています。
なお、欧米(WHO/国際高血圧学会ガイドライン)では、疫学調査などを基に、1日6g未満が推奨されています。
ただし、この数値には反対説もあるところです。
ナトリウムの摂取過剰
ナトリウム(食塩)をとりすぎると、高血圧、がん、脳卒中などの生活習慣病のリスクを高めるといわれています。
ナトリウムの摂取不足
日本の食文化では、ナトリウムが不足することはありません。
ただし、多量に汗をかいたり、おう吐や下痢により多量にナトリウムが排泄されてしまった場合には、倦怠感や食欲不振などを生じます。
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