アリシン
アリシンとは
アリシンの定義・意味
アリシンとは、玉ねぎやねぎ、ニンニクを切ったときに出る独特の刺激臭や辛味の成分です。
アリシンの位置づけ・体系(上位概念)
硫化アリル
アリシンは、抗酸化作用にすぐれ、血液をサラサラにしてくれるイオウ化合物(硫化アリル)の一種です。
アリシンの効用・働き・機能・生理作用
アリシンの特徴・特色
アリシンは薬効成分で、次のようなはたらきがあります。
抗酸化作用による生活習慣病・老化・がん(ガン)予防機能
アリシンは、その強力な抗酸化作用により、有害な活性酸素を除去・消去してくれるため、生活習慣病の予防・老化防止・がん(ガン)予防にも高い効果があります。
アメリカ国立がん研究所では、アリシンを豊富に含むニンニクを、食品中、もっともガン予防効果のある食品としてあげています。
ドロドロ血液をサラサラ血液にし生活習慣病を予防する機能
アリシンは、血小板の凝固を抑制して、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)の原因となるような大きな血栓の発生を防いでくれます。
また、血液中の脂質を減らし、血液をサラサラにする効果があります。
血行をよくしてからだを温める作用
アリシンには、血行を促進してからだを温める作用があります。
殺菌(抗菌)作用・免疫力増強作用
アリシンは、強力な殺菌・抗菌力があり、これにより免疫機能を高める作用があります。
疲労回復効果のあるビタミンB1の吸収を高める作用
アリシンは、疲労回復効果のあるビタミンB1と結合するとアリチアミンとなって、ビタミンB1の消化吸収を高める作用があります。
毎日、アリシンを含む食品をとると、疲れにくくなり、スタミナがついてきます。
食欲増進作用・消化機能向上作用
アリシンは、消化液の分泌を高めて、食欲を増進させたり、消化機能を高める作用があります。
アリシンの性質
アリシンは揮発性です。
また、水に溶け(水溶性)、熱に弱いという性質があります。
アリシンが必要な人・症状
アリシンは、特に次のような人や症状に効果的です。
- 疲れやすい
- 食欲がない
- 高血圧
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 1 ページ]
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ