［身体］健康と美容

皮膚ー構成―表皮ー構成―基底層

基底層とは

基底層の意味・定義など

基底層とは、皮膚・肌の構成要素である表皮のもっとも内側にある層です。

基底層の構造（構成要素）

基底層は、ケラチノサイトという細胞とメラノサイトという細胞から構成されています。

基底層の働き・機能・役割

ケラチノサイト…新しい表皮細胞をつくり出す

ケラチノサイトは、基底層で分裂を繰り返して、新しい表皮細胞を作り、ターンオーバーの出発点としての役割を果たしています。

新しく作られた表皮細胞は、有棘細胞、顆粒細胞、角層細胞へと形を変えながら、表皮へと移動していきます。

メラノサイト…メラニンをつくり出し外界の刺激から真皮を守る

メラノサイトとは、紫外線に反応してメラニン色素をつくり出す色素細胞です。

メラニン色素で黒いカーテンを作り、太陽の紫外線が真皮にまで達しないように保護します。

基底層と加齢（老化）の関係

紫外線でメラニン色素ができても、表皮にとどまる限り、ターンオーバーとともに排泄され、色は元に戻ります。

しかし、基底層は、年齢とともに機能が弱まり、メラニン色素が真皮に落ちてしまったりします。

メラニン色素が真皮まで及ぶと、ずっと残り、シミとなります。

基底層の位置づけ

基底層は、表皮（表皮自体は、皮膚の構成要素の一つです）の構成要素の一つです。

表皮は、体の外側から順番にいうと、角質層、顆粒層、有棘層、基底層の４つの層で構成されています。