組織―結合組織―脂肪組織―体脂肪
体脂肪とは 【body fat】
体脂肪の定義・意味・意義
体脂肪(たいしぼう)とは、身体に貯蔵・蓄積された脂(あぶら)分をいう。
狭義では、いわゆる「ぜい肉」のことで、皮下脂肪と内臓脂肪の2つを総称したものをいう。
広義では、血液の中に含まれる脂質(=血中脂質)や細胞膜を構成する脂質(エネルギー源ではなく細胞の材料になる脂質)も含む。
体脂肪の分類・種類
狭義での体脂肪は、次の2つに大別される。
体脂肪の趣旨・目的・役割・機能
飢えと寒さ
体脂肪は、基本的には飢えと寒さから身体を守るために必要不可欠なものである。
クッション
体脂肪は外からの衝撃を和らげるクッションの役割を果たす
ホルモンの内分泌器官
体脂肪は内分泌器官としてさまざまなホルモンを分泌して身体機能を調整する
体脂肪の指数・指標
体脂肪率
体脂肪の位置づけ・体系
中性脂肪・脂肪細胞・体脂肪の関係
食べた炭水化物(糖質)・脂質・タンパク質はエネルギー源になるが、過剰なエネルギーは中性脂肪(脂質の一種)として、肝臓や脂肪細胞に貯蔵される。
このうち、脂肪細胞は、中性脂肪の貯蔵庫としてあまったエネルギーを貯蔵する役割を果たすために中性脂肪を大量に抱え込んでいるので、普通の細胞に比べると容積が数百倍あるといわれている。
そして、この脂肪細胞が無数に集まったもの(組織)が体脂肪(脂肪組織)である。
つまり、次のような関係となる。
中性脂肪(原材料) → 脂肪細胞(細胞) → 体脂肪(脂肪組織)
そして、体脂肪がつく場所により、体脂肪は皮下脂肪と内臓脂肪とに大別されている。
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