［身体］健康と美容

ドライアイ―治療

ドライアイの治療

ドライアイの治療としては、次のようなものがあります。

1. 対症療法
   1. 点眼療法（目薬）
      1. 一般
      2. 特別
   2. 眼軟膏
2. 根本治療
   1. 涙点プラグ
   2. 涙点閉鎖術
   3. 眼輪筋の筋力トレーニング
   4. その他民間療法等

対症療法

点眼療法（目薬）

ドライアイの治療には、点眼療法（目薬）が一般的です。

一般

一般的なドライアイの目薬としては、次の３つの種類があります。

1. 涙の水分を補給・補充する目薬…人工涙液（マイティア・ソフトサンティア）
2. 水分の蒸発を防ぐ（うるおいを保つ）・角結膜（角膜と結膜）の傷を治す目薬…ヒアレイン
3. 涙の量を増加し涙の質を改善する（水分とムチンの分泌促進）・角結膜（角膜と結膜）の傷を治す目薬…ジクアス・ムコスタ

通常の処方は、ヒアレインとジクアスの組み合わせです。

軽症のドライアイであれば、これにより症状は改善します。

ヒアレイン０．１％（通常は０．１％の濃度のものが処方される）で効果がない場合には、０．３％の濃度のヒアレインに切り替えてみるという方法もあります。

ただし、新薬であるジクアス等も含めて目薬は対症療法にすぎません。

特別

特別な目薬としては、次の２つがあります。

1. 血清点眼
   1. 自己血清点眼
   2. アルブミン点眼
2. ひまし油

眼軟膏

根本治療

中度～重度のドライアイでは、涙点プラグや涙点閉鎖術が行われる場合もあります。

涙点プラグ

涙点閉鎖術

涙の排出口となる目頭にある涙点（るいてん）自体を縫い合わせる手術です。

眼輪筋の筋力トレーニング

眼輪筋の筋力低下による瞬目不全（まばたきにより完全にまぶたを閉じることができないこと）がドライアイの根本的原因であるとする説が正しければ、眼輪筋の筋力トレーニングがドライアイの根本的治療法であるということになります。

その他民間療法等