主食
主食とは 【staple food】
主食の定義・意味・意義
主食(しゅしょく)とは、ヒトの主要なエネルギー源となる、したがって、日常の食事の中心となる食品をいう。
主食の分類・種類
穀物
日本では、米・パン・麺類。
いも類
主食の趣旨・目的・役割・機能
主要なエネルギー供給源としての炭水化物
主食は主要なエネルギー供給源として炭水化物が豊富な食品が選ばれる。
なお、炭水化物は害になる、あるいは、ブドウ糖はタンパク質・脂肪からも供給できる(→糖新生)ので炭水化物は不要である等主張されることがある。
また、炭水化物ダイエット(あるいは低炭水化物ダイエット)というダイエット法もある。
確かに、炭水化物の摂取過剰は、肥満、高血糖(つまり、砂糖の摂りすぎ。メタボリックシンドロームの診断基準のひとつとされる)、糖尿病につながるおそれがある。
しかし、タンパク質や脂質もエネルギー源とはなるが、脳などは炭水化物だけをエネルギー源にしていて、タンパク質や脂質をエネルギー源にできない。
もちろん、炭水化物が補給されず、不足した場合であっても、身体にはタンパク質や脂質からブドウ糖を供給する糖新生というメカニズムが備わっているが、長期間にわたり炭水化物がまったく補給されない、または極度に不足した場合に、糖新生メカニズムだけで身体を正常に維持し続けられるのか(タンパク質・脂質が炭水化物に100%代替できるのか)については、専門家も警告しているところである。
したがって、炭水化物はタンパク質・脂質では代替できない必須エネルギー源といえる。
なお、『日本人の食事摂取基準(2015年版)(厚生労働省)』では、1日に必要な総エネルギー摂取量の50%から65%は炭水化物から摂ることを目標にすべきとしている。
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