乳酸菌
乳酸菌とは
乳酸菌の定義・意味・意義
乳酸菌(にゅうさんきん)とは、乳酸発酵をする細菌類(バクテリア)の一種で、動物の体内など自然界のあらゆるところに存在するものをいう。
乳酸菌の位置づけ・体系(上位概念)
善玉菌
ヒトや動物の腸の内部に生息している細菌類を腸内細菌という。
この腸内細菌には、ヒトの健康維持に役立つ善玉菌と、有害物質を産生してヒトに害を及ぼす悪玉菌とがある。
乳酸菌の一部は、このうち善玉菌の一種として、ヒトの腸の内部などに生息している。
乳酸菌の趣旨・目的・役割・機能
1.発酵食品の製造
乳酸菌は、次のような発酵食品の製造に利用されている。
2.善玉菌
腸内環境の改善
年をとると、害を及ぼす悪玉菌が増えて、それがつくりだす有害物質により、腸の老化やがんの発生が促進される。
しかし、乳酸菌を摂取すれば、悪玉菌を減少させて腸内環境を整えてくれ、腸の老化やがんの発生を防ぐ働きをする。
また、悪玉菌が算出する有害物質も減るので、肝臓の負担も軽くなる。
整腸作用
乳酸菌は、腸の働きを活発にして消化吸収を促すとともに、便秘を解消する作用がある。
3.免疫力を高める
乳酸菌の発酵食品は、がん抑制をはじめ、免疫力を高める働きがある。
クロワッサン『こんな生活習慣で、病気にならない』 マガジンハウス、2013年、52頁。
また、花粉症などのアレルギー改善効果も期待されている。
乳酸菌の分類・種類
乳酸菌の種類は200以上あるが、ヒトに有益な代表的なものとしては、次のようなものがある。
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