クルクミン
クルクミンとは
クルクミンの定義・意味・意義
クルクミンとは、ウコン(ターメリック)に含まれる黄色の色素のことです(ウコンの一成分)。
カレーに使われる黄色のターメリックは、ウコンの一種である秋ウコンから採られたもの(乾燥粉末)です。
クルクミンの位置づけ・体系(上位概念)
ポリフェノール
クルクミンは、機能性成分ポリフェノールの一種として位置づけられます。
クルクミンの趣旨・目的・役割・機能
肝臓薬
クルクミンは、肝臓の解毒作用を向上させる働きがあります。
そのため、肝機能(肝臓の解毒機能)を改善・回復させる効果が高く、胃腸・肝臓の薬や二日酔いの予防薬として用いられてきました。
お酒の飲み過ぎで、肝臓が疲れている場合には、タウリンやウコンに含まれるクルクミンを豊富に含む食品を積極的に取るように心がけましょう。
健胃薬
脂肪の消化吸収を助ける作用があるため、健胃薬にも配合されています。
抗酸化作用による生活習慣病・老化・がん(ガン)予防機能
クルクミンは、その抗酸化作用により、有害な活性酸素を除去・消去してくれるため、生活習慣病の予防・老化防止・がん(ガン)予防に高い効果があります。
殺菌作用
殺菌作用による胃炎の抑制などにも高い効果があります。
認知症予防・治療効果
クルクミンは、認知症の原因物質を抑える効果がある(認知症の治療に役立つ)といわれています。
クルクミンの理論・実験
1988年、アメリカのラトガ-ス大学のコニー博士らは、マウスを使った実験で、ウコンに含まれるクルクミンが皮膚ガンの発生を抑制するという研究結果を報告しました。
発ガン物質を使った動物実験では、クルクミンが皮膚ガン、胃ガン、大腸ガン、乳ガン、肝臓ガンなどの発生を抑えるといった効果が報告されています。
クルクミンの性質
クルクミンは、紫外線に弱いのですが、熱に対しては安定しているという性質があります。
クルクミンが必要な人・症状
クルクミンは、特に次のような人や症状に効果的です。
クルクミンの摂取
クルクミンの摂取量
1日の食事摂取基準(必要量 栄養所要量)
ターメリック(乾燥粉末)で、1日3~5グラムです。
摂取過剰
肝臓に負担をかけることがあるとされています。
クルクミンの摂取方法
クルクミンを多く含む食品・食べ物・食材
クルクミンを多く含む食品・食べ物・食材は、次のとおりです。
- ウコン茶
- カレー粉
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