タウリン
タウリンとは
タウリンの定義・意味など
タウリンとは、魚介類(イカ・タコ・貝類等)に多く含まれるアミノ酸のひとつである。
牛・豚・鶏などの肉類にはごくわずかしか含まれない。
『栄養成分の事典』 新星出版社、2009年、173頁。
タウリンの位置づけ・体系(上位概念等)
機能性成分
タウリンは機能性成分に位置づけられる。
タウリンの作用・働き(効果・効能・効力・効用)
魚介類を多食する地域では、高血圧が少ないことが知られている。
これは、魚介類に多く含まれる、DHAやEPAといった血液をサラサラにしてくれる脂肪酸やタウリンの摂取量の多さが影響しているものと考えられている。
タウリンは、その他いろいろな病気を予防してくれる海の恵みである。
血圧を正常に保つ
タウリンは、血圧を正常に保つため、高血圧の予防・改善に効果的である。
コレステロールを調整する
タウリンは、コレステロールを減らす効果がある。
肝臓の機能(肝機能)を強化・向上する
タウリンは、肝臓の解毒作用を向上させる働きがある。
お酒の飲み過ぎで、肝臓が疲れている場合には、タウリンやウコンに含まれるクルクミンを豊富に含む食品を積極的に取るようにする。
心臓の機能を強化する
タウリンは、心臓の機能を強化する働きがある。
スタミナアップ・疲労回復効果
タウリンは、スタミナ(持久力)を左右する細胞内のミトコンドリアを増やす働きがあるとされている。
NHK 『ためしてガッテン』 2015年8月26日放送分
したがって、「タウリン配合」を謳い文句にしているスタミナドリンク(医薬品の栄養ドリンク剤)が多いことからわかるように、タウリンには、全身の疲労を回復する働きもある。
体脂肪を燃焼する
タウリンは、体脂肪を燃焼する働きがあるため、肥満予防やダイエット効果がある。
視力を正常に保つ
タウリンは、「食べる眼鏡」ともいわれるほど、視力を正常に保つ働きがある。
医薬品として、目薬の中にも配合されている。
タウリンの性質
タウリンは、水に溶けやすい(水溶性)という性質がある。
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