アントシアニン―効果・効能―視力改善
アントシアニンの視力回復・改善・向上機能
はじめに
アントシアニンには、健康によい、さまざまな効果・効能があります。
アントシアニンの健康によい働き・作用(効果・効能・効力・効用)
そのうちの一つに、視力回復・改善・向上機能があります。
疲れ目・眼精疲労、遠視、近眼、老眼などに有効と言われています。
ただし、ブルーベリーや黒大豆などに含まれるアントシアニンと、カシスに含まれるアントシアニンとでは、その作用の仕方が異なっています。
ブルーベリーに含まれるアントシアニンは、目の光に反応する機能、カシスに含まれるアントシアニンは、目のピントを合わせる機能に有効です。
そのため、サプリメントなどでブルーベリーとカシスの両方を摂取することが推奨されているわけです。
1.ブルーベリーに含まれるアントシアニンの効果・効能―ロドプシンの再合成の活性化
ものを見るとき、光は、レンズのはたらきをする角膜から、もう一つのレンズである水晶体を通って、網膜に達します。
ものを見るたびに、網膜にあるロドプシンという物質が分解されて形を変えて脳に刺激として伝わります。
これにより、視覚が成立しています。
そして、分解されたロドプシンは、また元の形に再合成されます。
しかし、パソコンやケータイ、テレビなどを長時間見続けたり、暗いところで読書をしたりして目を酷使すると、ロドプシンの再合成が追いつかなくなります。
そのため、目がかすんだり、目がチカチカするといった疲れ目の症状が発生します。
ブルーベリーのアントシアニンは、ロドプシンの再合成を活性化することで、こうした疲れ目の症状を予防・改善してくれる効果・効能があります。
2.カシスに含まれるアントシアニンの効果・効能―目の筋肉の緊張・疲労の緩和
人間の目は、もともと、近くのものを見るようにはできていません。
そのため、パソコンやケータイなどで近くのものばかりを長時間見続けると、目の筋肉(眼球を支えている6本の外眼筋や水晶体の厚みを調節してピントを合わせる毛様体筋)が緊張し続け、目の筋肉が凝ってきます(筋肉の緊張・筋肉疲労)。
一般に凝り(コリ)とは、筋肉が硬直して、血液や体液の循環が悪くなり、新陳代謝が悪くなる現象をいいます。
そして、目の筋肉が凝ると、疲れ目になり、さらには、眼精疲労になったりします。
カシスのアントシアニンには、毛細血管を太く強くして、血流・血行をよくすることで、眼の筋肉(外眼筋と毛様体筋)に十分な酸素と栄養素を送り込み、筋肉の凝りをほぐす(目の筋肉の緊張・筋肉疲労を緩和する)効果・効能があります。
また、カシスのアントシアニンは、目のくまの解消にも効果的であるという報告があります。
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